悠馬に特別な力を授けた“半透明の魔法使い”。
あまり多くの感情を表に出すタイプではなく、幼い外見とは裏腹に飄々としていて穏やかで、どこか達観したような態度でいることが多い。とある目的を達成させるため、悠馬にとり憑いている。
その目的とは“恋”をすることであると、宿主である悠馬に伝えているのだが……。
満月の夜。空から降ってきた正体不明の女の子。
その夜、悠馬は彼女を助けるのだが、以来、身に覚えのない“約束”を理由に、悠馬は彼女に懐かれてしまうようになり……いつしかひとつの屋根の下で生活をともにするようになる。押しかけメイド。
家事は一通りこなすも料理の一切が苦手。一般常識に欠け、世間知らずな部分がある。
悠馬とは幼馴染でクラスメイト。
幼馴染であるという理由だけで、面倒くさがりな悠馬の世話を焼くことをクラスメイトや担任から任されている状況に、少々不満であるらしい。最近は、悠馬の周りに自分より可愛い(と思う)女の子が増え始め、どうしてだか内心穏やかではないらしく……。
料理が得意で、家事全般もお手の物。
学生寮“嵐山荘”の一室に引き篭もる、妄想爆裂な電波少女。
性格はのんびり屋。天然であるがゆえ、ちょっぴり辛辣なところも。俗世から離れ、日がな一日ゲームやアニメで惰性を過ごすあまり、お日様知らずの肌は色白。昼夜逆転生活のためか、いつでも眠そうにしている。
悠馬と出会ったことで、引き篭もり先の自室から出ることが多くなるも、彼女は不思議な“力”を持っており……。
いつも忙しそうに走り回っている、学生寮の新人さん。
学園の後輩で、学費と生活費を稼ぐため、夜遅くまで近所の銭湯で働いている。性格は素直で頑張り屋だが、思い込みの激しい、猪突猛進タイプ。金運関係に縁起が良さそうなものに目がなくて、招き猫とか超好き。
何もないところでよくこける。だからといって不器用なわけでなく、家事全般を得意とし、主に雑務などを小器用にこなす。
異界“商人の町”に住む、子狐の妖怪。
町の占い師、白の一人娘。酷い人見知りをする性格で、いつも母親の背中に隠れ、ビクビクしている印象。
お母さんのことが大好き。
異界“商人の町”に住まう、狐の妖怪。
学生寮の地下室から通じる、人でないモノ達が生きる“異界”―――商人の町で、“占い師”として生活している。性格は温厚で、一人娘を溺愛しており、占術の中では天気占を得意とする。
人間を忌み嫌い恐怖する人外の隠れ里出身だが、白当人は人間のことを嫌いだという訳ではなくて……。
学生寮に住み着いている、勝手気ままな年上のお姉さん。
そして悠馬の師匠でもある。
かなりの濫読家であり、性格は無軌道、自堕落、悪戯好き。
時期外れの転校生。
無口無表情。自己主張が乏しく、何を考えているのか良くわからないところがある。中性的な顔つきのため、よく女の子に間違われるが、あくまでも性別は男。
心優しい、学生寮の管理人。
お節介焼き。無頓着な性格で、細かいことにはあまり拘らないが、
食事に関しては健康志向で少々煩い。
鏡と同じ特別な力を持っている。
悠馬に特別な力を授けた元“半透明の魔法使い”。
現在は普通の人間。悠馬に魔法を使用させることは、もう出来ない。幼い外見とは裏腹に飄々としていて穏やかに、どこか達観したような態度でいることが多い――のだが。
悠馬の前ではたくさん笑顔を見せる、感情豊かな面もあったりする。
押しかけメイド
一般常識に欠け、世間知らずな部分がある。とある事情で失っていた記憶のその多くを取り戻したが、いまだに本名を思い出すことが叶わない。しかし苦手だった料理は少しずつ、上達してきている。
悠馬のことがとにかく大好き。大好きな悠馬と一緒でならどこへでもついて行きたがる。
幼馴染。
料理が得意。家事全般もそつなくこなす。現在は、異世界の束縛により、その肉体の輪郭は安定せず“半透明”といった不可思議な状況。
それでも、また悠馬と出会えたことに、いまは幸せいっぱいである。
元引き篭もりのお兄ちゃんっ子。ブラコンである。
そんなお兄ちゃん大好きな性格を卒業したいと思っていたけれど。何だか、やっぱり難しそう。性格はのんびり屋。天然であるがゆえ、ちょっぴり辛辣なところも。俗世から離れ、日がな一日ゲームやアニメで惰性に過ごすあまり、お日様知らずの肌は色白。
昼夜逆転生活のためか、いつでも眠そうにしている。
学生寮の新人さん。
元々は、学生寮の地下室に通じている異世界からやってきた女の子。性格は素直で頑張り屋だが、思い込みの激しい、猪突猛進タイプ。
好きな人を悠馬さんと呼びたいけれど、中々恥ずかしくて、お兄さんと呼ぶことから脱することの出来ずにいる。
二階堂真紅の双子の妹。
困った子を見つけたら放っておけない。いつでも笑顔で、特技――というか信念は、人を笑顔にすること。小柄な身体に似合わず、ものすごいバイタリティを持つ。泣いている子を見つけたら、世界の果てででも飛んでいく。
幼馴染の悠馬のことが大好き。
異界“商人の町”に住む、子狐の妖怪。
大好きだったお母さんを、意地悪な神さまから取り戻したいと願っている。
異界“商人の町”に住まう、狐の妖怪。
“御霊送り”という儀式の果に、溺愛していた娘の蓮と別れなければならなくなった、のだが……。
学生寮に住み着いている、勝手気ままな年上のお姉さん。
かなりの濫読家であり、性格は無軌道、自堕落、悪戯好き。管理人との間柄は――現在未知数。
心優しい、学生寮の管理人。
お節介焼き。無頓着な性格で、細かいことにはあまり拘らないが、
食事に関しては健康志向で少々煩い。
異界の儀式“御霊送り”で失った白を取り戻す方法を探っている。
元半透明の魔法使い。
今は悠馬と娘の青空のことが大好きなふつうの子。悠馬と、青空と。三人分の笑顔で過ごすふつうの日々。幸せだった。これからもずっとずっと、三人一緒に笑顔でいられますようにと彼女は祈り――
今の悠馬が抱える、ほんの少しの問題を解決するため、自分に何かできることはないだろうかと考えている。
悠馬と真紅の世界で一番かわいい宝物。
パパとママが大好き。特にパパにべったり甘えたい年頃。キスの正しい意味もまだまだよくわからないけれど、大好きなパパのためなら何でもできるし、何でもしたいと思っている。魔法使い二階堂藍から引き継いだ笑顔の魔法は今も健在。
いつでも明るく微笑む小さな子。真紅と悠馬を笑顔で照らす。
現在は隣町の病院で看護師として働いている。仕事が進まなくなった悠馬の力になりたいと、今回の合宿を提案した。
加奈の呼びかけに渋々応える形で合宿に参加しにやって来た。加奈とは今でも時々週末などに会い、一緒に遊んだりする仲である。
現在。都会のゲーム会社でヒットメーカーとして活躍中。だが合宿の知らせを受け、わざわざ忙しい中、仕事を放棄し帰ってきた。
そんな鏡は何だか少し様子が変なように思えるが……。
今も昔も変わらない猪突猛進の純真素直な女の子。
おっぱいの悩みも今も変わらず持続中。どうしたら人並みに大きくなれるのか模索する日々である。
鏡とは変わらず親友同士。昔より今のほうがもっと仲良し。いつまでも一番のお友達。
元神様。
今は最果ての古書店に戻り、管理者であるユウマと共に、今を生きる大切な命たちを遠く見守っている。
でも時々かわいい誰かを贔屓したくて、古書店から抜け出してくることもある。
異世界、商人の町に住んでいた狐耳の小さな子。
悠馬のことが大好き。将来の夢は悠馬のお嫁さん。今回は少し特殊な事情で再び悠馬の前に姿を現した。
敷島鏡の祖母。年齢不詳。
外見は年端も行かない童女だが、自他ともに認める肉食系。隙あらば悠馬とえっちなことをしようと狙っている。悠馬たちが合宿中、彼女も学生寮で寝起きすることとなった。
鏡に勧められたえっちなゲームにハマり中。
今作の主人公。
作家業を営むもスランプ気味。昔の感覚を取り戻したいと、学生寮、嵐山荘で“合宿”という名の現実逃避に入る。
娘の青空を溺愛している。自分は父親なのだから娘とキスしても何の問題もないはずだ――と、親ばかを通り越し、少し危ない。がそれも、真紅に「いいかげんにしろ」と怒られたいだけかもしれない。そんなふうにふざけあえる毎日の中にあって、しかし仕事は遅々として進まないのだった。